お茶はわれわれ日本人の暮らしの中に、
深く根をおろしています。
とりわけ宇治茶は、
食生活の向上とあいまって、
日頃の暮らしの中に
いこいとうるおいをもたらすものとして、
欠くことのできないものです。
800余年の歴史と伝統を誇る宇治茶は、
この長い歴史の中で高級茶づくりの技術をはぐくみ、
日本緑茶の最上級をきわめ、
ゆるぎない名声を博しております。
茶づくりに恵まれた気候風土に加え、
宇治茶を支える多くの茶生産者や
茶業者の優れた技術とたゆまぬ努力があいまって、
その地位を確固たるものとしていることは、
全国及び関西茶品評会での度重なる産地賞や
農林水産大臣賞などの獲得が如実に物語っています。
量目 | 3人分 大さじ軽く2杯(約10g) |
湯温 | 50℃ 沸き上った湯をさます。 |
茶器 | 小ぶりの玉露茶碗 湯ざまし |
時間 | 約1分間待つ |
※参考
うま味の成分であるアミノ酸は、
比較的比較的低い温度40℃で溶けはじめる。
渋味のタンニンは高温の80℃で溶け込む。
湯を冷ますことにより渋味をおさえうま味を引き出す。
熱い湯でさっぱりとした飲み方もできる。
交互につぎ分けることによって、平均した量と濃さにする。
量目 | 3人分 大さじ1杯(約8g) |
湯温 | 約80℃ 沸騰した湯を ポットに入れたものが適温です。 |
時間 | 約40秒待つ |
※参考
うま味、あま味、渋味の調和したさわやかな香り高い、
さっぱりとした味を尊びます。
最後までしぼり切る。
交互につぎ分けることによって平均した量と濃さにする。
新茶は煎茶の入れ方に順ずる。
量目 | 1人分 茶杓で軽く1杯半(約2g) |
湯温 | たぎりのしずまっている 程度の熱湯 |
湯量 | 約80cc |
※参考
抹茶の入れ方については、
各流儀が作法を確立されているが
自由に楽しんでもらえればよい。
量目 | 1人分 大さじ2杯(約10g) |
湯温 | 熱騰 |
茶器 | どびん又は大きめの急須 大ぶりの茶碗 |
時間 | 10~15秒 |
※参考
さっぱりとした香ばしい、
たん白な味を楽しむ。
茶葉の入っているどびんから
べつのどびんにうつしかえることによって
最初と最後の濃さを平均にする。